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育児お役立ち情報

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赤ちゃんの涙・・・・・

作成者

作成日 2018-11-14


赤ちゃんの涙・・・・・




 ママのお腹から出出来た赤ちゃんが一番最初にする事、それは産声を上げることです。産声とは、赤ちゃんが生まれて初めて
肺で呼吸をするために、声を出して泣く行為をさします。赤ちゃんが初めて肺呼吸をする時には、赤ちゃんの肺の中にはまだ羊水が
溜まっています。ですから、『泣く』という行為によって、肺の中の羊水を体外に出して空気を体に取り入れる。これが赤ちゃんの
一番最初の肺呼吸となります。

 おぎゃ~おぎゃ~と産声を上げている赤ちゃん。でもその瞳からは涙は出ていないのです。その後でも、赤ちゃんは頻繁に泣きますが、
大きな声で泣いているのに、涙はほとんど出ていないのです。

 新生児から生後2~3ヵ月までの赤ちゃんは、『泣く』という行為以外に意思表示をする手段を持っていないのです。ですから、オムツが
濡れて気持ち悪くなった時、気分が悪くなった時、ママに抱っこしてほしい時、寂しくなった時。不快を感じた時、お腹が空いた時、泣く事で
ママやパパ、周りの人たちに訴えているのです。

 でも先程も触れたとおり、赤ちゃんの瞳に涙はあまり見られません。一体これはどういうことなのでしょうか?

 これは赤ちゃんありの理由があるからなのです。

 そこでまず、何故人の目から涙が出るのか、その仕組みについて説明してみようと思います。

涙が出る仕組み

●反射:これは例えば、目にゴミや砂などが入ってしまったり、何らかの衝撃や刺激を受けた場合に、異物を洗い流そうとして、涙が
溢れます。

●感情:科学的にはっきりと解明されているわけではないのですが、悲しい時や嬉しい時に涙が出ますね。これはコミュニケーション機能の
 一つであると考えられています。

●保護:目の中の瞳は常に涙で潤っている状態です。これは基礎分泌と言われており、目の角膜を乾燥から守るだけではなく、涙に含まれる
 リゾチームという抗菌成分によって目を細菌から保護しているのです。

赤ちゃんがあまり涙を流さない理由

●赤ちゃんはまだ涙を作る機能が未熟な為、必要最低限の涙しか流すことが出来ない。
 涙は通常、目尻の上側にある涙腺で作成されます。涙腺ではいつも一定量の涙が作成され、その涙が眼球を覆う事によって目を守るのです。
 赤ちゃんは、主に目の保護のために必要な涙を作るため、眼球を覆う涙の量は大人よりも多いと言われています。


●脳の発達が未熟な為
 人は悲しい、嬉しいといった感情と泣くという行為が連動しています。でも赤ちゃんは、感情をつかさどる脳の部位が充分に発達していないので
 寂しい、悲しい、嬉しい、等の精神的な感情と涙を流すという行為が連動しないのです。その為、泣いても涙が分泌されないのです。

●コミュニケーションとして泣いている為
 先程も例に挙げましたが、お腹が空いた時、オムツが濡れていて不快な時等、赤ちゃんがママやパパに要求を訴えるために泣いている場合は
 涙が出ないことが多いと言われています。これは『泣く』という行為がコミュニケーションの手段として使われているためです。

赤ちゃんはいつくらいから涙を流すのでしょうか?

●一般的に3~4か月頃から反射や感情で涙を流すようになります。
 まず、目に刺激を受けたことによる反射で涙を流すようになり、徐々に感情によって涙を流すようになります。感情の情報を伝える神経系
 が発達するために涙を流すようになるのですが、そのほとんどは不快感を感じた時だと言われています。

●悲しみによる涙
 赤ちゃんが最も悲しみを感じるのは、ママを認識するためです。ママを認識するという事は愛着形成の始まりを示しています。ですから、
 ママが居れば安心し、ママがいなくなると不安や寂しさを感じて悲しくなり赤ちゃんは涙を流すようになるのです。

●嫌悪感による涙
 赤ちゃんはお腹が空いた、眠くなった、オムツが濡れて不快、等の理由で涙を流します。これは嫌悪感からくる涙なのです。

●涙と病気について
 一概に、涙が出ないからどこか悪いんじゃないか?涙が出すぎておかしい?と心配される必要はありませんが、稀に新生児期に涙を
 流す赤ちゃんで、目やにが溜まったり、片目からしか涙が出なかったりする場合があります。この場合、鼻涙管=鼻と目が繋がっている管
 が先天的に詰まっている【先天性鼻涙管閉塞】という病気の可能性があります。
 新生児の鼻涙管閉塞は、先天性鼻涙管閉塞と呼ばれ、生まれつき鼻涙管の形成に異常があって生じます。選定性鼻涙管閉塞は新生児の約6~
 20%に現れると言われています。片目だけに生じる事が殆どで、赤ちゃんの片目だけに涙や目やにが溜まっている場合には、この病気の
 可能性があります。しかし先天性鼻涙管生息になっても1歳ころまでに自然治癒する場合が殆どなので、特別な治療はせずに経過観察となる
 場合が多いと言われています。


以上、赤ちゃんの涙に関するお話でした。

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