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モロー反射 疾患の指標にもなります

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作成日 2018-11-26

モロー反射 

モロー反射という赤ちゃんの独特の動作を初めて見た時にビックリするでしょう!特に新米ママさんの場合、『何かの病気なんじゃないかしら?』と心配になってしまいますね。これは赤ちゃんに多い『点頭てんかん』の症状に似ているからです。 モロー反射については、これまで度々お話してきましたが。今日は少し違った角度からモロー反射について、探っていきたいと思います。 赤ちゃんの近くで、大きな音を立てたりすると両手を広げて抱き着くような動作をします。脳と体の司令塔となっている脳幹が大きく関わっているのですが、司令塔から体に反応させている動きが『モロー反射』と言われ、大きな音だけでなく光などにも反応して起きる場合があります。 このモロー反射という動作は、赤ちゃんが落下等の危険から自分の頭や体を守るためのとても大切な反射なのです。赤ちゃんがママのお腹の中にいる時から備わっている反射なのです。 モロー反射は神経発達の大切な家庭の中の一つと考えられています。生まれたばかりの赤ちゃんにとっては、ちょっとした音やヒヤっとする感触などは初めての経験になるので、怖いと感じてしまうのです。モロー反射はその物音や感覚を体の司令塔である脳幹から体に伝達し、反射的に動く動作なのです。両手を広げて誰かに抱き着いて守ってもらおうとする仕草、これはママにしがみつくための防衛反応とも言われているのです。 ですから、モロー反射は神経発達の確認の指標にもなります。反射はどの年代になっても神経系の働きを確認する上でとても重要な要素となりますが、原始反射は赤ちゃん特有の反射なのです。モロー反射は生後直後から始まり、首が座るようになったら、自然と無くなります。モロー反射は出生後から見られ、消失時期は生後3~4ヵ月と言われています。 モロー反射を確認する方法 ●赤ちゃんを布団やベッドに仰向けに寝かせる ●赤ちゃんの頭と首を支えながら、頭を30度くらい持ち上げる ●頭を支えていた腕を急に下げる ●赤ちゃんの反応の有無を確認する この際に、赤ちゃんが両手を広げて驚くようなポーズを取り、その後何かにしがみつくように腕を内側に回して身体に引き寄せる動きを見せたら、モロー反射が起きている証拠です。ただし、病院での検診で、小児科医がモロー反射の有無や反応を確認するので、お家で無理に確認する必要はありません。 赤ちゃんの異常が疑われる場合 ●モロー反射が出現しない、もしくは弱い場合  出現しない場合は、脳いわゆる中枢神経系の障害、左右両方の上腕神経の損傷、査収両方の鎖骨の骨折などが疑われ  ます。また、弱い場合には新生児黄疸の一種である核黄疸の発症の疑いがあります。 ●モロー反射が激しい、もしくは激しくなる  モロー反射が極端に激しい場合、低血糖や頭蓋内出血が疑われます。頭蓋内出血の場合、激しいモロー反射が出現して  から徐々に弱まり、最終的には消失します。 ●モロー反射が無くならない  生後4か月が経過してもモロー反射が無くならない場合には、先天的もしくは後天的な要因で脳に障害が生じている可  能性があります。 ●モロー反射が左右非対称に現れる  モロー反射は通常、左右対称に現れるのですが、左右非対称な場合、左右どちらかの鎖骨の骨折、左右どちらかの上腕  神経の損傷、分娩麻痺等が疑われます。 モロー反射と様々な疾患・発達障害との関係についてもご紹介しましたが、実際パパ・ママにとって、モロー反射と他の疾患の症状を区別することは難しいケースが多いです。モロー反射などの原始反射を通して、少しでも不安を感じた時、 乳幼児健診の際に、保健士や医師に相談したり、行きつけの小児科へ相談したりすることをお勧めします!

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