ママのお悩みのひとつ「吐き戻し」
新生児は病気でなくても吐き戻しが起こります。
特に生後1週間未満の新生児のうち85%は、一日に1回は吐き戻しをし、
6週間未満の赤ちゃんでも、健康に問題の無い赤ちゃんでも、10%以上は吐き戻しが起こるとされています。
食道と胃の境目には、胃の中の物が戻らないよう、止めてくれる筋肉があります。
この筋肉の機能が未熟だと、ミルクを吐き戻す可能性があります。
このような症状を胃食道逆流症といいます。
吐き戻しが起こると、赤ちゃんは眠ることができません。
次第に、抱っこでないと眠れなくなってしまう…ということも、珍しくありません。
大人でも、消化がうまくできず、胃液の少し混ざったげっぷが出ることがありませんか?
胃食道逆流症の赤ちゃんは、同じような辛さを体験しています …
吐き戻しのある赤ちゃんは、突然うっと吐くよりも、少しずつ吐き出すことが多く、吐き出すものが無く、辛い状態になることもあります。
◇新生児のはきもどしを緩和するには?
1.少しずつ授乳をする
ネントレの際、赤ちゃんの胃を大きくするために、1度の授乳の量を増やし、間隔をあけて行うことはおすすめです。
しかし、吐き戻しがある場合は、少しずつこまめに授乳をすることが、吐き戻しの緩和につながります。
2.げっぷはしっかり!だけど背中を叩いたりゆらゆらしない
赤ちゃんは、授乳後に背中をトントンして、げっぷを出させてあげると思います。
しかし、吐き戻しのある赤ちゃんに同じようにトントンすると、炎症のある食道に刺激を与え、吐き戻してしまうというリスクがあります。
ママの肩の上に赤ちゃんの腕を上げて、食道がまっすぐになるよう抱っこをし、背中の右側をまるく円を描くように撫でてあげましょう。
3分以内にげっぷが出ない場合は止めてください。
代わりに、落ち着くまで少し長めに抱っこをしてから横にしてあげましょう。
抱っこしているときは、ゆらゆらと揺らさないようにしましょう。
3.吐き戻し防止クッションを活用し赤ちゃんの頭を上にしてあげる
授乳後のひと休みに、『吐き戻し防止クッション』として大活躍してくれる育児便利グッズ
『ラブツリークッション』 がおススメです!
胃の位置より頭側が高くなっているので吐き戻しが起こりにくいです。
もしも、そのまま眠ってしまっても、赤ちゃんにとって心地よいCカーブの姿勢を維持。
安心してお昼寝が出来ちゃいます。
赤ちゃんに吐き戻しがある場合は、ママはネントレをするときの気持ちを少し楽にしてみましょう 。
8か月位になれば、食道の筋肉が成長し、離乳食を食べながら、吐き戻しが改善される傾向にあります。
すぐに赤ちゃんが授乳や睡眠パターンを構築することが難しい場合は、まずは赤ちゃんが楽に過ごせるように。
いつかは吐き戻しがなくなり、正しい授乳と睡眠パターンで過ごせるようになるでしょう。
無理せず赤ちゃんとママのペースで進めていきましょう!