以前、『赤ちゃんの不思議!なぜ舌を出す?』で舌を出していると
クレチン症という病気の可能性もあるとご紹介しました💦
そこで、今回は、クレチン症についてご紹介します!
🔸クレチン症とは?
クレチン症とは先天性甲状腺機能低下症の通称で
甲状腺のホルモンが十分に分泌されない病気のことを言います😥
新生児の時期から症状があらわれると言われていますが、
あまりはっきりとした症状がないために気付かれないこともあるようです💦
甲状腺ホルモンは代謝調節を行う重要なホルモンで
不足すると成長発育・知能発達に影響を及ぼすこともあります。
🔸クレチン症の原因は?
新生児から症状がみられることもあるクレチン症ですが
生まれつき甲状腺がなかったり、甲状腺が小さかったり、
甲状腺でホルモンをうまく作れなかったりなど甲状腺そのものに原因がある場合と
下垂体、視床下部に原因がある場合があると言われています。
出生時に確認出来るのは約2000~3000人に1人と言われており、
約10〜20%は遺伝とも言われていますが
遺伝子などの詳しいことに関しては、まだ研究中のようです🔍
🔸症状は?
新生児期の場合は、瞼が腫れぼったくなっていたり、いつも口を開け、
大きな舌をだしていたり、便秘だったり、皮膚が乾燥していたり、
腹部が大きくふくれていたりと様々な症状が見られますが、
はっきりとは分かりにくい状況です😓
日本では、新生児マススクリーニングというものが行われており、
その際に発見されることが多く、
症状が現れる前にほんとんどが発見されるそうです✨
だたし、時間が経ってから発症する場合など
マススクリーニングでも発見できない場合もあります。
※マススクリーニング:生まれつきの病気をもっているかどうかを調べる検査
🔸検査方法は?
先ほどマススクリーニングで発見される場合もあるとお伝えしましたが、
マススクリーニングでクレチン症の陽性となった場合は、詳しい検査が行われます🏥
検査方法は、病院や医師によっても異なりますが、血液検査、膝のレントゲン、超音波などです。
マススクリーニングで陽性になったとしても、確実になるまでには検査が必要で
すぐには判断することが難しく、診断確定に数年かかることもあるそうです💦
🔸治療方法
クレチン症は早期治療がその後の発達に大きく影響するとも言われていて、
確実ではなくても疑わしい場合は治療を始めることが多いということです😌
治療方法としては、ホルモン剤を1日1回内服💊
基本的には生涯このホルモン剤を内服するようになるのですが、
歳をとるにつれて、ホルモンが出るようになり、飲まなくてよくなる場合もあります!
生涯と聞いたら、少し不安に思ってしまうかもしれませんが、
副作用もないお薬と言われていて、
このお薬1つで普通に生活されている方もいらっしゃるので
心配し過ぎず、早期発見、早期治療が大切です😊