SNS上で他社商品のおくるみが、股関節脱臼、発育性股関節形成不全のリスクに関する指摘を受けたことから、
弊社が代理店を務めているスワドルアップ™に関しても、
『拘束着』『虐待』『可哀想』『危険』などのネガティブなご意見や、股関節への影響に関してのお問合せを頂きます。
本投稿が、スワドルアップ™のご利用に不安を感じられている皆様の、判断材料のひとつになりましたら幸いです。
🔶おくるみがどうして危険なの?
乳児の股関節は、成人の股関節よりも位置がずれたり、脱臼しやすい状態です。
これは、成人の股関節の骨が硬い物であるのに対し、乳児の股関節の骨はほとんどが柔らかい軟骨であるためです。

通常、赤ちゃんは生後、足をまっすぐではくM字(カエル足)にした状態が自然な姿勢です。
おくるみなどできつく赤ちゃんを包んだ場合、生まれたばかりで柔らかい赤ちゃんの下半身を締め付け、
自然なM字の姿勢をとれず、股関節形成不全などのリスクが伴う場合があります。
🔶股関節形成不全とは?

股関節形成不全は、乳児の股関節の不安定性、脱臼、または寛骨臼(ソケット)が浅いことの総称です。
股関節の不安定性と脱臼は幼児期に発生する可能性が高く、寛骨臼の浅さは思春期または成人期に発見されることが多いとされています。
新生児の股関節の不安定性は、約10人に1人にみられる程一般的です。
股関節周りの靭帯が緩んでいるために、大腿骨頭(ボール)がソケット内で小刻みに動く可能性があります。
しかし、その約90%は生後数週間で自然と引き締まっていきます。

🔶股関節形成不全の原因は?
股関節形成不全の正確な原因については分かっていませんが、現在は以下の要因が考えられるとされております。
・家族からの遺伝
・胎内での赤ちゃんの位置や向き
・乳児のソケットは大部分が柔らかい軟骨の為ずれやすい
・生後 1 年間の乳児の股関節のポジショニング
【参考】国際股関節異形成協会(IHDI)https://hipdysplasia.org/
このように、私たちが気を付けられるのは、生後の乳児の股関節のポジショニングという事がわかります。
就寝時に使用するおくるみにおいても、下半身を締め付けずに足が自然な姿勢になる事がとても大切になってきます。
こうした、赤ちゃんの股関節への影響を考え、製作されたおくるみが

